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清瀧の滝

水は命の源であり、滝の流れ落ちる様は命の躍動を感じさせてくれます。滝壺を打つ音は涼をもたらし、滝から生じる清澄な空気は心に落ち着きを与えてくれます。向き合うものに多くを与えてくれるこの滝を清瀧の滝と名付けました。
龍は水中に住し雨や雲を司る神として古来よりインドや中国で信仰されています。仏教においても龍は仏法守護の善神として尊ばれます。仏伝には重要な場面に龍が登場します。お釈迦様誕生の際、龍王が天から甘露水をそそぎ、菩提樹下に座し七日間の瞑想の後に成道する際にも龍王がお釈迦様を覆って風雨や害虫から守ったことが伝えられています。
また真言密教においても龍は重要な役割を担っています。弘法大師が唐に渡り密教を授かった長安の青龍寺(しょうりゅうじ)では、インド無熱達池に住む婆掲羅(沙掲羅)龍王の三女とされる善女龍王を勧請して密教守護の鎮守、「青龍」として奉祀されていました。弘法大師が恵果和尚から正統な後継者として密教を授かると、弘法大師の前にこの善女龍王が現れて三昧耶戒を受けたいと懇請しますが、大師はこれを許しません。帰朝する船中に再び現れて密教守護を誓ったため、帰朝後、大師は京都洛西の神護寺山麓に勧請しました。「青龍」が海を渡って来たので水編を加えて「清瀧権現」と改称し真言密教守護の鎮守となったことが伝えられています。
当山でも真言密教守護の鎮守として勧請し、日々報恩感謝の祈りを捧げております。仏法、真言密教を信じ行ずる人には必ずやご加護が授かることでしょう。「南無清瀧大権現(なむせいりゅうだいごんげん)」と唱えて礼拝して下さい。

滝の前の小さな池にはかわいらしい童(わらべ)地蔵が3体、蓮華の上に佇んでいます。中央の童地蔵が背負う光背は宝珠の形。風車の意匠が施されています。

ご真言

童地蔵 おんかかかびさんまえいそわか
清瀧権現 南無清瀧大権現

開山時間

  • 4月~10月: 午前8時から午後5時30分
  • 11月~3月: 午前9時から午後4時30分
  • 年中無休 無料駐車場(300台収容)

参拝料

  • 大人(大学生以上): 400円
  • 小人(小学生以上): 200円
  • 大人団体割引15名以上: 大人350円、小人150円

東北三十六不動尊霊場会第十八番札所
全仏山 青龍寺

〒030-0935 青森市大字桑原字山崎45
TEL 017-726-2312 Fax 017-726-2124

津軽弘法大師霊場会第十六番札所
高野山青森別院

〒030-0935 青森市大字桑原字山崎45-2
TEL 017-726-1300

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